足立朝日

漫才新人大賞 大賞は「2世代ターボ」に

掲載:2025年3月5日号
 「2025年度 漫才新人大賞」(主催=漫才協会)が2月24日(月・休)、日暮里サニーホールで開催された。
 第23回を迎えた今年は、中島和彦(コンパス)の司会で予選・決勝・大賞までが一気に進行し、舞台も会場もヒートアップ! 34組による熱戦の末、年齢差21歳のコンビ「2世代ターボ」(河崎健男=65、栗本宗昌=44)が大賞を射止めた。
 決勝では、アマレス兄弟、ちゃんぴおんず、マッハスピード豪速球、クマムシ、2世代ターボの5組が順番にネタを披露。
子どもの笑い声が会場に響く幸せな闘いの中、「お年寄りに向けてパワーアップ!」が決めぜりふの高齢者ネタが頂点に。
 大ベテランにしてようやく悲願の大賞を獲得した河崎は「今回やっと自信があるネタができた。どうしても欲しい賞だったので、これが最後のチャンス。ここで頑張らなければ、また元の木阿弥だと思って力を振り絞った」と喜びを噛み締めた。
 審査員は、特別審査員にユウキロックを迎え、同協会会長の塙宣之(ナイツ)、副会長の宮田陽(宮田陽・昇)、セイワ太一(エルシャラカーニ)。
 塙会長は「芸歴が長い河崎さんが背負っているものが滲み出る強みがあった。栗本さんのシンプルで強いツッコミもとても光っていた。演芸場で活躍している漫才師が、広く活躍できるといいと思う。人生長いので、一生漫才ができる人たちが増えるといい」とコメントし、二人を祝福した。

写真/(左から)三浦昌朗副会長/宮田副会長/大賞の「2世代ターボ」河崎・栗本/塙会長