足立朝日

4月26日 郷土博物館がリニューアルオープン 足立の誇る「美術博物館」誕生

掲載:2025年4月5日号
 4月26日(土)にリニューアルオープンする郷土博物館(大谷田5-20-1、TEL3620・9393)が、6月29日(日)までリニューアルオープン企画展「千住・足立の文化遺産(前期)」を開催する。
 リニューアルにより、これまでの他の郷土資料館にはない新しい施設に生まれ変わった。区内で多くの絵画が発掘されたことから、1階ホールに美術品展示スペースを増設。また、気密性の高いエアタイトケースを導入し、徹底した温湿度管理と有害物質の遮断が可能になり、国重要文化財クラスの資料展示を目指す。
 郷土史展示は、産業史を中心とした展示にリニューアル。美術を育んだ豊かな郷土の歴史を紹介し、様々な資料から足立に美術が根付いた理由を紐解く。
 リニューアルオープン企画展では、美術雑誌「國華」にも掲載された文化遺産を中心に前後期に分けて展示。前期は村越向栄作「四季草花図屏風」(初公開)や「月次景物図」など千住の琳派作品を中心に構成、後期(来年2月開催予定)は谷派、狩野派の作品を中心に紹介する。
 4月26日(土)~5月6日(火・休)は入館料無料(28日は休館)。26、27日は、ステージなどのミニイベントもある。
【メモ/郷土博物館】▽開館時間=午前9時~午後5時まで(入館は4時半まで)▽休館日=月曜(休日の場合は開館、翌火曜休館、連休の場合は直後の平日休館)▽入館料=一般200円、中学生以下・70歳以上無料(年齢証明提示)、障害者手帳保持者とその介護者1名無料▽交通=JR「亀有駅」北口より東武バス・八潮駅南口行「足立郷土博物館」下車徒歩1分、千代田線「綾瀬駅」西口より東武バス・六ツ木都住または八潮駅北口行「東淵江庭園」下車徒歩4分

写真上/1階ホールに増設された美術品展示スペース
中/初公開の村越向栄作「四季草花図屏風」