足立学園出身の高松潤さん(劇団青年座)出演の舞台「同盟通信」が4月に再演される。脚本は古川健氏(劇団チョコレートケーキ)、演出は黒岩亮氏(劇団青年座)。
2023年の初演は追加公演含め全公演満席となり、大好評のうちに幕を閉じた。来年には地方公演も決定している。反響の大きさは、まさに今の時代に観るべき内容であることを示している。
現在の社会に漂う空気を多くの人が「戦前に似てきている」と懸念し、戦争へ向かおうとしているのではと不安を感じている。作品は日本が日中戦争、第二次世界大戦に突入していく中で実際に起きたことを基に描かれているが、それは過去の事ではなく、現在の、そしてこれからの未来のことでもある。演劇という共有空間で体感することにより、一人一人が向き合い考える機会となる。
同盟通信社記者・黒田宗篤を演じる高松さんは「『新しい戦前』とも言われている昨今、『戦後80年』の節目の年に是非ご観劇いただきたい作品です」と話す。
〈ストーリー〉
共同通信社と時事通信社の前身である同盟通信社は、AP通信やロイター通信など世界の通信社に対抗するため、1936年1月、日本新聞聯合社(聯合)を母体に日本電報通信社(電通)通信部を合併して発足。3人の記者が新設の「海外情報分析室」に配属された。任務は連合軍側の外電やラジオを傍受し必要な情報を分析、陸軍と外務省に情報提供することだったが、1937年の日中戦争を機に変容していく。
客観的事実の「報道」か、国策のための「宣伝」か……時代に翻弄された通信記者の葛藤を描く。
【場所】恵比寿・エコー劇場(JR「恵比寿駅」西口・日比谷線「恵比寿駅」1、2番出口徒歩5分)
【日時】4月18日(金)~22日(火)、18日(金)=午後7時、19日(土)=午後2時・7時、20日(日)~22日(火)=午後2時
※45分前受付開始、30分前開場 ※20日は字幕タブレットあり(要予約)、
※事前に劇団に連絡で利用可(台本事前貸出、受付での筆談対応、車椅子対応、介助者1名無料)
【料金】一般6000円(前売り5500円/チケットぴあ・青年座)、U30(30歳以下)3000円、U18(18歳以下)1800円、グループ割引(同一回4名)1万8000円※一般以外のチケット取扱いは青年座のみ
【問合せ】TEL0120・291・481劇団青年座(午前11時~午後6時/土日祝除く)
写真/2023年初演の舞台の一場面。左が高松さん
2023年の初演は追加公演含め全公演満席となり、大好評のうちに幕を閉じた。来年には地方公演も決定している。反響の大きさは、まさに今の時代に観るべき内容であることを示している。

同盟通信社記者・黒田宗篤を演じる高松さんは「『新しい戦前』とも言われている昨今、『戦後80年』の節目の年に是非ご観劇いただきたい作品です」と話す。
〈ストーリー〉
共同通信社と時事通信社の前身である同盟通信社は、AP通信やロイター通信など世界の通信社に対抗するため、1936年1月、日本新聞聯合社(聯合)を母体に日本電報通信社(電通)通信部を合併して発足。3人の記者が新設の「海外情報分析室」に配属された。任務は連合軍側の外電やラジオを傍受し必要な情報を分析、陸軍と外務省に情報提供することだったが、1937年の日中戦争を機に変容していく。
客観的事実の「報道」か、国策のための「宣伝」か……時代に翻弄された通信記者の葛藤を描く。
【場所】恵比寿・エコー劇場(JR「恵比寿駅」西口・日比谷線「恵比寿駅」1、2番出口徒歩5分)
【日時】4月18日(金)~22日(火)、18日(金)=午後7時、19日(土)=午後2時・7時、20日(日)~22日(火)=午後2時
※45分前受付開始、30分前開場 ※20日は字幕タブレットあり(要予約)、
※事前に劇団に連絡で利用可(台本事前貸出、受付での筆談対応、車椅子対応、介助者1名無料)
【料金】一般6000円(前売り5500円/チケットぴあ・青年座)、U30(30歳以下)3000円、U18(18歳以下)1800円、グループ割引(同一回4名)1万8000円※一般以外のチケット取扱いは青年座のみ
【問合せ】TEL0120・291・481劇団青年座(午前11時~午後6時/土日祝除く)
写真/2023年初演の舞台の一場面。左が高松さん