足立朝日

「西新井大師の慶事」

掲載:2008年12月5日号

撮影=野村晶子(あきこ)さん
栗原二丁目在住、主婦


 11月末、西新井大師總持寺では、めったにない慶事があり、多くの参拝者で沸いた。15年の歳月を経て、開祖・弘法大師請来の時に描かれた大曼荼羅(仏の悟りの境地などを描いた仏画)と同じ物が完成、一週間にわたり一般に公開されたのだ。
 この間、本堂前には写真のように、お寺の落成の時意外は建てられることがない角塔婆(柱の塔婆)が建てられ、堂内の御本尊とひもで結ばれた。大曼荼羅はすでに宝物殿にしまわれたが、12月21日(日)の納めの大師、初詣は、近年にない慶事の中で賑わうことになりそうだ。
(選者・学芸員 小林基治=日本写真会同人)