夏目漱石生誕140周年を記念して、坊っちゃん劇場(愛媛県東温市)では、昨年約1年間にわたり、ミュージカル「坊っちゃん!」(脚本・演出/ジェームス三木)を上演。足立区教委は、昨年の「銀河鉄道の夜」に引き続き、同作品を区内学校の芸術鑑賞作品として決定。一般公演を含み、11月10日(土)~29日(木)までの15日間、シアター1010で上演される(主催=フジテレビジョン/わらび座、共催=足立区)。
舞台は最高のコミュニケーションの場
坊っちゃんを演じる三重野葵(みえのあおい)は、わらび座生まれのわらび座育ちの俳優。主役の座を勝ち取ってから、漱石の「坊っちゃん」と台本を持って現地へ飛び、松山巡りをしてきた。東京でも漱石の母校を訪問したが、数カ月前に見た夢の中の場所と同じであることが判り唖然! 坊っちゃんの年齢設定が、現在24歳の自分と同じであることからも、同作品との深い接点を感じる。
舞台では「怒れる坊っちゃん」であるが、三重野は「怒るには理由がある。なぜ怒っているのかをはっきりと演じたい」と言う。教師が絶対的な存在であった明治と、現代の教師と生徒の関係は大きく違うはずだが、双方が「真正面から向き合う大切さ」は同じ。それは大人同士でも同じこと。三重野は「全ての相手に対して真っ直ぐにぶつかるけれど、空回りや大失敗。でも、負けない姿を観て『人とぶつかることは怖くない』と感じてもらえれば」と願う。見どころは、マドンナ(若松ゆえ)と坊っちゃんとの恋の行方。お節介な奉公人・キヨ(佐々木梅冶)の関わり方も舞台を盛り上げる。三重野は「映像とは違う生身の人間同士のぶつかり合いの舞台は、観客にとっても最高のコミュニケーションの場。息の使い方を合わせて、一緒に楽しんでほしい」と清々しい笑顔。
「自分の軸を築き、俳優として成長したい」と抱負を語る。
一般公演は、上演中の毎週土・日、23日(金)。前売7月28日(土)開始。区民特別割引あり。問合せ・チケット℡048・286・8730わらび座関東事務所。℡5244・1011、シアター1010
舞台は最高のコミュニケーションの場
坊っちゃんを演じる三重野葵(みえのあおい)は、わらび座生まれのわらび座育ちの俳優。主役の座を勝ち取ってから、漱石の「坊っちゃん」と台本を持って現地へ飛び、松山巡りをしてきた。東京でも漱石の母校を訪問したが、数カ月前に見た夢の中の場所と同じであることが判り唖然! 坊っちゃんの年齢設定が、現在24歳の自分と同じであることからも、同作品との深い接点を感じる。
舞台では「怒れる坊っちゃん」であるが、三重野は「怒るには理由がある。なぜ怒っているのかをはっきりと演じたい」と言う。教師が絶対的な存在であった明治と、現代の教師と生徒の関係は大きく違うはずだが、双方が「真正面から向き合う大切さ」は同じ。それは大人同士でも同じこと。三重野は「全ての相手に対して真っ直ぐにぶつかるけれど、空回りや大失敗。でも、負けない姿を観て『人とぶつかることは怖くない』と感じてもらえれば」と願う。見どころは、マドンナ(若松ゆえ)と坊っちゃんとの恋の行方。お節介な奉公人・キヨ(佐々木梅冶)の関わり方も舞台を盛り上げる。三重野は「映像とは違う生身の人間同士のぶつかり合いの舞台は、観客にとっても最高のコミュニケーションの場。息の使い方を合わせて、一緒に楽しんでほしい」と清々しい笑顔。
「自分の軸を築き、俳優として成長したい」と抱負を語る。
一般公演は、上演中の毎週土・日、23日(金)。前売7月28日(土)開始。区民特別割引あり。問合せ・チケット℡048・286・8730わらび座関東事務所。℡5244・1011、シアター1010