足立朝日

太極拳を学ぶ会

掲載:2007年6月5日号
 千住緑町のスポーツ公園相撲場で、太極拳の練習が毎週火曜日に行われている。
 およそ40年の伝統がある太極拳を学ぶ会(村瀬大翼会長)が指導にあたり、高齢の人も無理なく楽しんでいる。村瀬会長は「太極拳は力むのをきらう。身も心もおおらか、身体の力を抜くと心もゆったりする。おおらかに人生を乗り切る」という。また、講師として指導する全日本チャンピオンの大沼富子氏は、先頃開かれた「ねんりんピック茨城」の予選会で優勝し、11月の全国大会に茨城代表として出場する。
 太極拳の特徴のひとつは、呼吸や心臓を落着かせ、安定させる。関節痛、糖尿病、骨粗しょう症などにも効果がある。同会では準備運動、気を流す練習、練功(中国の健康医療体操)、24式、88式、剣や扇などレベルに応じた練習をする。動きはゆっくりだが運動量は相当だ。片足で立つ動作も多いため、身体のバランス感覚、筋肉も養われる。
  20年ほど続けている松田ゆきさんは「家でも散歩の途中でもできる気軽さと、健康にとても良い」という。荻野さださんは「元気がでる。ストレス解消」と、やはり20年の歴。ASA千住で働く江原美智子さんも「毎週練習が楽しみ。とても健康」と話す。茶話会や旅行などもみなで楽しむ和気あいあいとした会だ。同会では無料講習会を行う。
【日時】6月19日・26日(火)、午後1時~2時45分
【場所】千住緑町スポーツ公園相撲場
  6月14日・21日(木)は深川スポーツセンター、午後2時~4時
【問合せ】℡3824・0036太極拳を学ぶ会

大地の気をとり入れる

大地の気をとり入れる

扇などの練習も

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