足立朝日

スポーツ大好き

掲載:2005年12月5日号




 千寿常東FC(以下SFC)は、前身である千寿第四小FCとして26年前に創部された。多くの卒業生を送り出してきたが、18年前に卒業した木村智徹さんが、全国クラブチームサッカー選手権大会で見事優勝した。
 智徹さんは1974年、千住旭町生まれで、現SFC木村孝次監督の長男。小学時代はSFCに入会し、小6から三菱養和SCと2つのチームで活躍した。第十六中に通いながら三菱養和でサッカーを続け、帝京高校に進み数多くの大会で活躍した。 93年にはブラジル留学し、98年京都パープルサンガに入団、プロ契約選手となったが、膝に怪我を負い引退。その後いくつかのクラブチームを経て、佐川コンピュータシステムに入社後、当時サッカー部のなかった同社でチームを立ち上げ、創部2年で初出場の全国大会でチームを優勝に導いた。プロを引退してからは千寿桜堤中サッカー部(旧十六中)の指導にあたり、現在も続いている。
 11月23日は、千寿常東小校庭で優勝を祝う会が行われ、千寿桜堤中のサッカー部員、SFCチーム、コーチなどと智徹さんチームのフレンドリーマッチなどで楽しく交流した。千寿桜堤中サッカー部の村岡昂平キャプテンは「木村さんは細かく丁寧に指導してくれ、尊敬できる先輩。木村さんのようになりたい」と話す。
 また、足立区サッカー協会・原田隆好理事長、三菱養和SC・漆間信吾コーチなどからお祝いの言葉が贈られ、旧千寿第四小時代の林正樹先生(現・千寿本町小校長)からは「たくさんの経験から得た智恵と、夢を追い求めることを子どもたちにしっかり伝えていくことがこれからの責任」と熱いメッセージが届いた。


SFCの皆さんと木村さん